【SEO】リフォーム会社の自社サイトのアクセスを400%伸ばし、脱比較サイトを達成した理由

「ワクワク・ドキドキを叶える専門会社」というミッションを掲げ、東京23 区を中心に、建物の設計・施工、リフォーム事業を展開している株式会社ファミリー工房様。

これまでは比較サイト経由での集客をメインにしていたものの、5年ほど前から自社集客率を上げたいという思いを持ち、デジタルマーケティングの知見を持つ外部パートナーを探しておられました。

その中で大手コンサル会社からリプレイスする形でMidmanへお声かけいただき、コンテンツマーケティングのご支援をさせていただきました。

今回はマーケティング責任者の阿部さん、広報の小林さんに加え、本プロジェクトを担当したMidmanの宇野を交えて約9ヶ月間の取り組みを振り返りました。

目次

約9ヶ月間の取り組みで自社サイトのアクセス数は約400%増加し、脱比較サイトを達成!

宇野

去年と比べて大幅にアクセス数が上昇して、webからの問い合わせもかなり増えたと思います。実際社内でどういう変化がありましたか?

ファミリー工房)阿部さん

そうですね、まず一番大きかったのは、比較サイト(※注1)をやめれた事ですね。あと自社サイトでの集客が安定した事で工種やエリアを絞れるようになったのも大きいです。
比較サイトに頼っていた時は多少遠いエリアでも無理して対応していたのですが、それが無くなりました。
また、マンションはやらずに戸建てに特化するなどが出来るようになりましたね。

注1: 比較サイトとは?

「工務店・リフォーム会社」と「リフォームしたいユーザー」をマッチングさせるサービス。

「工務店・リフォーム会社」がサービスに加盟する事で、リフォーム案件を紹介してもらう事が出来る

宇野

集客が安定したからこそ、仕事の選択と集中が出来るようになった結果、業務の型化が進んで効率的に仕事が回せるようになったという感じですか?

ファミリー工房)小林

そうですね。社員が圧倒的に早く帰れるようになりました笑

比較サイトでの厳しい価格競争や手数料の高さに疲弊。自社集客の必要性を実感

宇野

元々、比較サイトの中でかなり集客出来ていたと思いますが、どうして自社集客をやっていきたいと思ったんですか?

ファミリー工房)阿部さん

そうですね、うちはサービス内での評判も良く、比較サイト経由で集客は出来ていました。
ただ、やっぱり同業他社と横並びで相見積もりになるので、厳しい価格競争に勝たないといけなかったりでかなり熾烈な戦いをしていました。

宇野

なるほど。毎回その戦いを強いられるのは厳しいですね。。

ファミリー工房)阿部さん

あとは手数料もかなり高かったので、利益が中々残らないという部分でも課題を感じていて。
そこから次第に自社集客の必要性を感じるようになってきましたね。
ただ、どこから手をつければわからず、SEOに強い外部パートナーを探していました。

宇野

元々大手コンサルに依頼されていたと思いますが、そこから自分達を選んでいただいた理由はなんだったんでしょうか?

ファミリー工房)阿部さん

大手にありがちなテンプレート的な提案ではなく、しっかり自分達の現状を理解した上でオーダーメイドの提案してくれていた部分が選んだ理由ですね。
あとはSEOだったら宇野さん、広告運用だったら佐々木さん、テクノロジーだったら土居さんなど、それぞれが高い専門性を持っていて信頼できたという部分も大きいです。

150以上の施策を行った中でサイトのアクセスが爆増した2つの施策とは

専門的な内容が含まれています。

弊社でのSEO施策は、基本的に以下の4つに分かれます。

  1. 内部SEO、テクニカル
  2. コンテンツ
  3. 被リンク
  4. 分析

ファミリー工房様には9ヶ月間で150個ほどの施策を実行しましたが、特に効果があった施策を2点ご紹介します。

アクセス爆増施策1:サイト統合

ファミリー工房様は「ファミリー工房」「ファミリフォーム」「ファミリペイント」「ファミリアライズ」という4つのメディアを運用していました。

施工内容によってメディアを分けているのでわかりやすいのですが、それぞれ別ドメインで運用していたので、ドメインパワーが分散してしまっているという課題がありました。

そこで、サイトの統合を提案

一番ドメインパワーが強い「ファミリー工房」のサブディレクトリに「ファミリフォーム」「ファミリペイント」「ファミリアライズ」の3メディアを統合する施策を行いました。

その結果、全てのメディアのアクセスが大幅に上昇。60倍以上アクセスが増えたページもあり、改めてドメインパワーの重要性を感じました。

アクセス爆増施策2:低品質記事のnoindex化

メディア全体の記事数は1500記事以上あり、新規記事もハイペースで追加出来る体制が出来てきた一方で、既存記事の低品質記事(※注2)割合の多さが課題としてありました。

注2: 低品質記事とは?

定義はクライアントの状況で異なるが、ファミリー工房様の場合、「Googleにインデックスされていないページ」を低品質と定義した。

今のGoogleはページ単位だけでなくサイト全体を評価するので、せっかく質の良い記事を追加していったとしても、低品質記事が足を引っ張って順位が上がっていかないという事がよくあります。

そこで、改めて全記事をリストアップ・カテゴライズし、その中でどのカテゴリーが低品質割合が多いかを可視化。

その中で問い合わせに繋がらないページは、少しずつnoindex(※注3)の設定をしていきました。

注3: noindexとは?

ページを検索結果に表示したくない時に使う設定。
ページをnoindexにすると検索エンジンはそのページをインデックスから除外し、検索結果には表示されません。

その結果、予想通りサイト全体のアクセス数は伸びていきました。

現場に根付いたデジタルマーケティングの意識

宇野

9ヶ月間が終わって、デジタルマーケティングの重要性は社内に根付きましたか?

ファミリー工房)阿部さん

だいぶ根付きましたね。デジタルマーケティングの効果を実感してからは記事の作成や分析なども社内の業務の一環として少しずつやれるようになってきています。

宇野

弊社としても社内にデジタルマーケティングの文化を根付かせて、施策出し〜実行〜分析までの一連の流れを全て内製化して頂く事をゴールとしているので、そこが少しでも進んだのであれば嬉しいです。

ファミリー工房)阿部さん

そうですね。これからは自社サイトを育てつつ、SNSや動画広告にもトライしていきたいと思っています。
あとは集客だけじゃなくて求人の方も自社で出来るようにしていきたいなと思っています。

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